2026-07

暮らしの使いにくさ

段差5cmより怖いものがあります

高齢者や障害のある方の住環境について話をしていると、「段差は何cmから危険ですか?」という質問を受けることがあります。住宅改修では段差の解消が重要であり、住宅メーカーや介護用品の資料でも「○cmの段差」といった表現をよく目にします。もちろん...
介護と住まい

運転免許を返納したら、暮らしはどう変わるのでしょうか。

高齢になると、運転免許の返納について考える場面が増えてきます。事故のニュースを見るたびに、「そろそろ返納した方がいいのではないか」と家族で話し合うこともあるでしょう。しかし、運転免許の返納について語られるとき、私には一つ気になることがありま...
リフォーム・改修

住める家と、暮らせる家は違います。

家を探すとき、多くの人は間取りや築年数、日当たり、駐車場の有無を気にします。介護や障害が関われば、そこに手すりや段差、車椅子で移動できる広さなども加わるでしょう。もちろん、それらは大切です。しかし、私は作業療法士として多くの方の生活に関わる...
転倒・事故予防

雪がなくなっても、転倒は終わりません

北海道では雪解けを迎えると、道路や歩道の補修工事が始まります。冬の間、除雪車が何度も通り、路面は凍結と融解を繰り返します。その影響で舗装にはひび割れや段差が生じ、春になると各地で補修が行われます。しかし、北海道の道路網は広大です。生活道路ま...
未分類

家だけでは、暮らしは支えられません

福祉住環境コーディネーターや作業療法士として住宅改修のご相談を受けていると、「どんな手すりを付ければいいですか」「段差はなくした方がいいですか」といったご質問をいただきます。もちろん、住まいは安心して暮らすためにとても大切です。しかし、私は...
介護と住まい

高齢者とペットと家――「この子がいるから離れられない」が住まいの選択を変えるとき

高齢者の住まいについて考えるとき、私たちはさまざまな条件を確認します。一人で生活できるのか。階段は使えるのか。トイレや浴室は安全なのか。買い物はできるのか。病院へ通えるのか。家族の支援は受けられるのか。経済的に暮らし続けられるのか。しかし、...
リフォーム・改修

福祉用具を使うということ――人を家に合わせるのか、家を人に合わせるのか

福祉用具というと、どのようなものを思い浮かべるでしょうか。車椅子、歩行器、介護ベッド、手すり、シャワーチェア。福祉用具について書かれた記事の多くは、「どのような種類があるのか」「どのような人が使うのか」「介護保険で利用できるのか」といった説...
生活動作(トイレ・入浴など)

災害時、高齢者や障害者は本当に避難できるのか――300mに15分かかった福祉事業所の避難から考える

「津波警報が発表されました。直ちに避難してください」災害が起きれば、テレビやスマートフォンから避難を呼びかける情報が流れます。しかし、その言葉を聞くたびに私は思います。すべての人が、本当に「直ちに避難」できるのでしょうか。ベッドから一人で起...
介護と住まい

高齢者の家がゴミ屋敷になる前に――「片付けられない」の裏側にある生活の異変

家の中にゴミがたまっている。床が物で埋まっている。冷蔵庫には古い食品が残り、郵便物は開封されないまま積み重なっている。こうした家を見ると、私たちはつい思ってしまいます。「なぜ片付けないのだろう」「だらしない人なのだろうか」「全部捨てればいい...
介護と住まい

認知症になった人と、その後に残る家――「自宅で暮らす」の先にある住環境問題

「できるだけ長く、住み慣れた自宅で暮らしたい」高齢者の住まいを考えるとき、よく聞く言葉です。長年暮らしてきた家には、思い出があります。使い慣れた台所があり、いつものトイレがあり、毎日眺めてきた景色があります。施設へ移るより、自宅で暮らしたい...