介護と住まい

本当のバリアフリー玄関とは何だろう――段差をなくしても、日本人は靴を脱げる

玄関の段差が上がりにくくなった。そんな相談があれば、一般的には「段差を低くする」「式台を置く」「手すりを付ける」といった方法を考えます。もちろん、どれも間違いではありません。でも、あるとき私は少し違うことを考えました。そもそも、なぜ日本の玄...
暮らしの使いにくさ

握力が弱いなら「握らない」という方法もある。海外の便利グッズから考える生活の工夫

ペットボトルのふたが開かない。瓶のふたが固くて回らない。缶のプルトップに指が入らない。こうしたことが増えてくると、「握力が落ちたのかな」と思う人もいるでしょう。このサイトでも以前、ペットボトルを開けるために必要な握力や、握力が弱くなると日常...
介護と住まい

身体が不自由になっても、家を病室にしない。――福祉とインテリアの間で考えたいこと

寝室にポータブルトイレを置く。医療や介護の世界では、珍しいことではありません。夜中にトイレまで歩くことが難しくなった。転倒する危険がある。尿意を感じてからトイレまで間に合わない。家族が毎回介助することも難しい。それなら、ベッドの近くにポータ...
暮らしの使いにくさ

高齢者が椅子から立ち上がれない原因は筋力だけではない|座面の高さを測ってみよう

「最近、ソファから立つのが大変になった」「低い椅子だと、何かにつかまらないと立てない」「トイレでは立てるのに、居間の椅子からは立てない」こんなことが増えてくると、多くの人はまず「足の筋力が落ちたのかな」と考えると思います。もちろん、筋力は立...
生活動作(トイレ・入浴など)

段差は全部なくした方がいい?――家を安全にしても「外で暮らす力」は残したい

高齢になって足腰が弱くなってきた。病気やけがで歩きにくくなった。そんなとき、住環境について考えると必ず出てくるのが「段差」です。段差をなくす。手すりをつける。スロープを設置する。どれも大切な対策です。このサイトでも以前、**「段差は何cmか...
暮らしの使いにくさ

袋が開けられない。本当に困ったときはどうすればいい?作業療法士が考える解決策

食品の袋が開けられない。薬の袋が開けられない。お菓子の包装を両手で引っ張っても開かない。こうした困りごとは、「握力が弱くなったから」で説明されることがあります。以前、このサイトでも、握力が弱くなるとペットボトルのふたやドアノブなど、日常生活...
介護と住まい

握力が弱くても「できる」に変えられる。生活の困りごとを道具で解決する5つの方法

以前、このブログでは、握力が弱くなると家の中でどんなことに困るのかを書きました。ペットボトルの蓋、ドアノブ、蛇口など、私たちの生活には「握る」「つまむ」「回す」という動作が思っている以上にあります。以前の記事はこちらです。今回はその続きです...
暮らしの使いにくさ

握力が弱くなったら、鍛えるべきか。道具を変えるべきか。

ペットボトルの蓋が開けにくくなった。お菓子の袋が開かない。缶のプルトップに指が入らない。玄関の数センチの段差で、足が引っかかるようになった。こういう変化が起きたとき、私たちはまず「身体の衰え」を考えます。握力が落ちた。足が上がらなくなった。...
リフォーム・改修

戸建てを売って団地へ。老後の住み替えは「家」ではなく「暮らし」で考えたい

「せっかく建てた家なのだから、できるだけ長く住みたい」そう考えるのは自然なことだと思います。住宅ローンを払い、子どもを育て、家族の思い出が積み重なった家です。年齢を重ねたからといって、簡単に手放せるものではありません。しかし、作業療法士とし...
暮らしの使いにくさ

高齢者はなぜエアコンを使わない?「暑さを我慢するから」だけではない家電と住環境の問題

夏になると、毎年のように聞く言葉があります。「高齢者は暑くてもエアコンを使わない」そして対策として、「我慢せずエアコンを使いましょう」「適切に冷房を使用しましょう」と呼びかけられます。もちろん、それは正しいことです。環境省も、高齢者は熱中症...