生活動作(トイレ・入浴など)

住まいの使いやすさは、設備の新しさだけで決まるわけではありません。
立つ、座る、またぐ、向きを変えるといった生活の動きによって変わることがあります。

トイレや浴室などの場所では、複数の動作が重なるため、
身体の状態によって使いにくさが出ることもあります。

このカテゴリでは、日常生活の動きと住まいの関係について、
実際の動作をもとに整理しています。

暮らしの使いにくさ

袋が開けられない。本当に困ったときはどうすればいい?作業療法士が考える解決策

食品の袋が開けられない。薬の袋が開けられない。お菓子の包装を両手で引っ張っても開かない。こうした困りごとは、「握力が弱くなったから」で説明されることがあります。以前、このサイトでも、握力が弱くなるとペットボトルのふたやドアノブなど、日常生活...
暮らしの使いにくさ

握力が弱くなったら、鍛えるべきか。道具を変えるべきか。

ペットボトルの蓋が開けにくくなった。お菓子の袋が開かない。缶のプルトップに指が入らない。玄関の数センチの段差で、足が引っかかるようになった。こういう変化が起きたとき、私たちはまず「身体の衰え」を考えます。握力が落ちた。足が上がらなくなった。...
リフォーム・改修

福祉用具を使うということ――人を家に合わせるのか、家を人に合わせるのか

福祉用具というと、どのようなものを思い浮かべるでしょうか。車椅子、歩行器、介護ベッド、手すり、シャワーチェア。福祉用具について書かれた記事の多くは、「どのような種類があるのか」「どのような人が使うのか」「介護保険で利用できるのか」といった説...
生活動作(トイレ・入浴など)

災害時、高齢者や障害者は本当に避難できるのか――300mに15分かかった福祉事業所の避難から考える

「津波警報が発表されました。直ちに避難してください」災害が起きれば、テレビやスマートフォンから避難を呼びかける情報が流れます。しかし、その言葉を聞くたびに私は思います。すべての人が、本当に「直ちに避難」できるのでしょうか。ベッドから一人で起...
介護と住まい

高齢者の家がゴミ屋敷になる前に――「片付けられない」の裏側にある生活の異変

家の中にゴミがたまっている。床が物で埋まっている。冷蔵庫には古い食品が残り、郵便物は開封されないまま積み重なっている。こうした家を見ると、私たちはつい思ってしまいます。「なぜ片付けないのだろう」「だらしない人なのだろうか」「全部捨てればいい...
リフォーム・改修

なぜ高齢者は「自宅」で転倒するのか

――病院ではなく家だから起きる事故の正体「転倒予防」と聞くと、多くの人は筋力低下やバランス能力の低下を思い浮かべます。もちろん、それらは重要な要因です。しかし、作業療法士として数多くの住宅を訪問してきた経験から言えば、高齢者が転倒する本当の...
リフォーム・改修

住環境はリハビリになるのか

「できる」を育てる家、「できる」を奪う家住宅改修というと、多くの人は「安全に暮らすための工事」を思い浮かべるかもしれません。手すりを付ける。段差をなくす。滑りにくい床にする。もちろん、これらは大切です。しかし私は作業療法士として20年以上、...
介護と住まい

空き家になる前に考えたいこと

「住めなくなってから」では遅い理由親が亡くなった後、実家が空き家になる。そんな話を耳にする機会が増えました。しかし実際には、空き家は突然生まれるものではありません。私は作業療法士として高齢者の生活を支援する中で、「家との付き合い方」が少しず...
介護と住まい

高齢者住宅選びで失敗する理由

高齢者住宅を探し始めるきっかけは人それぞれです。一人暮らしが不安になった。退院後の生活が難しくなった。家族の介護負担が大きくなった。しかし実際には、「住宅選びそのもの」で失敗するケースよりも、「住宅選びを始める時期」で失敗するケースを多く見...
介護と住まい

住み続けるか、引っ越すか

高齢になると、今の家に住み続けるべきか、それとも住み替えるべきかという悩みが出てきます。長年暮らした家には思い出があります。近所付き合いもあります。できれば住み続けたいと考える方は少なくありません。一方で、身体機能の低下や介護の必要性が高ま...