介護と住まい

住まいを介護に合わせて整えるとき、
手すりや設備だけを考えてしまうことがあります。

しかし実際には、
家の構造、生活の動線、家族の生活など、
さまざまな条件が関係しています。

このカテゴリでは、
住まいと介護の関係を、生活の視点から考えています。

介護と住まい

握力が弱くても「できる」に変えられる。生活の困りごとを道具で解決する5つの方法

以前、このブログでは、握力が弱くなると家の中でどんなことに困るのかを書きました。ペットボトルの蓋、ドアノブ、蛇口など、私たちの生活には「握る」「つまむ」「回す」という動作が思っている以上にあります。以前の記事はこちらです。今回はその続きです...
リフォーム・改修

戸建てを売って団地へ。老後の住み替えは「家」ではなく「暮らし」で考えたい

「せっかく建てた家なのだから、できるだけ長く住みたい」そう考えるのは自然なことだと思います。住宅ローンを払い、子どもを育て、家族の思い出が積み重なった家です。年齢を重ねたからといって、簡単に手放せるものではありません。しかし、作業療法士とし...
介護と住まい

運転免許を返納したら、暮らしはどう変わるのでしょうか。

高齢になると、運転免許の返納について考える場面が増えてきます。事故のニュースを見るたびに、「そろそろ返納した方がいいのではないか」と家族で話し合うこともあるでしょう。しかし、運転免許の返納について語られるとき、私には一つ気になることがありま...
介護と住まい

高齢者とペットと家――「この子がいるから離れられない」が住まいの選択を変えるとき

高齢者の住まいについて考えるとき、私たちはさまざまな条件を確認します。一人で生活できるのか。階段は使えるのか。トイレや浴室は安全なのか。買い物はできるのか。病院へ通えるのか。家族の支援は受けられるのか。経済的に暮らし続けられるのか。しかし、...
リフォーム・改修

福祉用具を使うということ――人を家に合わせるのか、家を人に合わせるのか

福祉用具というと、どのようなものを思い浮かべるでしょうか。車椅子、歩行器、介護ベッド、手すり、シャワーチェア。福祉用具について書かれた記事の多くは、「どのような種類があるのか」「どのような人が使うのか」「介護保険で利用できるのか」といった説...
介護と住まい

高齢者の家がゴミ屋敷になる前に――「片付けられない」の裏側にある生活の異変

家の中にゴミがたまっている。床が物で埋まっている。冷蔵庫には古い食品が残り、郵便物は開封されないまま積み重なっている。こうした家を見ると、私たちはつい思ってしまいます。「なぜ片付けないのだろう」「だらしない人なのだろうか」「全部捨てればいい...
介護と住まい

認知症になった人と、その後に残る家――「自宅で暮らす」の先にある住環境問題

「できるだけ長く、住み慣れた自宅で暮らしたい」高齢者の住まいを考えるとき、よく聞く言葉です。長年暮らしてきた家には、思い出があります。使い慣れた台所があり、いつものトイレがあり、毎日眺めてきた景色があります。施設へ移るより、自宅で暮らしたい...
介護と住まい

高齢者や障害者はなぜ賃貸住宅を借りにくいのか――「大家の理解不足」だけでは語れない住まいの現実

高齢者や障害者、低所得者などが、賃貸住宅を借りにくい。これは以前から指摘されてきた社会問題です。年齢が高い。障害がある。収入が少ない。保証人を用意できない。緊急連絡先がない。そうした事情によって、希望する賃貸住宅への入居が難しくなる人がいま...
リフォーム・改修

家があっても住めない時代が始まります

なぜ今、「住宅」と「福祉」が一緒に語られるようになったのか「日本には空き家が900万戸もあるのだから、住む家には困らない。」そんな声を耳にすることがあります。しかし、現実はそう単純ではありません。家は余っています。それでも、安心して暮らし続...
リフォーム・改修

良い家が、良い住まいとは限りません

作業療法士が考える「暮らしやすさ」の正体住宅展示場へ行くと、「高性能住宅」「高気密・高断熱」「長期優良住宅」という言葉をよく目にします。どれも大切な性能です。しかし私は作業療法士として、20年以上生活の現場を見てきて、一つ強く感じていること...