転倒・事故予防

住まいの中で起こる転倒事故は、段差や階段だけが原因とは限りません。
床の素材、照明、動線など、生活環境によって起こることもあります。
このカテゴリでは、住まいの中で起こる転倒の原因と、環境との関係を整理しています。

暮らしの使いにくさ

障がい者は避難所で何に困る?「避難できたら終わり」ではない7つの問題

災害が起きたとき、まず考えるのは「どうやって避難するか」です。自宅から避難所まで歩けるのか。車いすで移動できるのか。家族や支援者が迎えに来られるのか。もちろん、命を守るためには非常に重要です。しかし、障がいのある人の避難を考えるとき、もう一...
リフォーム・改修

玄関の段差をなくせば安心、ではない。高齢者・片麻痺の人が玄関で困る本当の理由

玄関のバリアフリーについて相談を受けると、かなりの確率で出てくるのが「段差」の話です。「この上がり框は高すぎませんか」「段差を低くした方がいいですよね」「スロープにした方が安全でしょうか」もちろん、段差は重要です。けれど作業療法士として実際...
転倒・事故予防

避難所まで270m。それでも、私は安心できませんでした。

災害が起きるたびに、「すぐに避難してください。」という言葉を耳にします。もちろん、その呼びかけは命を守るために必要です。でも、先日行った避難訓練で、私は改めて思いました。避難所までの距離だけでは、安全かどうかは分からない。270m先の避難所...
暮らしの使いにくさ

段差5cmより怖いものがあります

高齢者や障害のある方の住環境について話をしていると、「段差は何cmから危険ですか?」という質問を受けることがあります。住宅改修では段差の解消が重要であり、住宅メーカーや介護用品の資料でも「○cmの段差」といった表現をよく目にします。もちろん...
介護と住まい

運転免許を返納したら、暮らしはどう変わるのでしょうか。

高齢になると、運転免許の返納について考える場面が増えてきます。事故のニュースを見るたびに、「そろそろ返納した方がいいのではないか」と家族で話し合うこともあるでしょう。しかし、運転免許の返納について語られるとき、私には一つ気になることがありま...
リフォーム・改修

住める家と、暮らせる家は違います。

家を探すとき、多くの人は間取りや築年数、日当たり、駐車場の有無を気にします。介護や障害が関われば、そこに手すりや段差、車椅子で移動できる広さなども加わるでしょう。もちろん、それらは大切です。しかし、私は作業療法士として多くの方の生活に関わる...
転倒・事故予防

雪がなくなっても、転倒は終わりません

北海道では雪解けを迎えると、道路や歩道の補修工事が始まります。冬の間、除雪車が何度も通り、路面は凍結と融解を繰り返します。その影響で舗装にはひび割れや段差が生じ、春になると各地で補修が行われます。しかし、北海道の道路網は広大です。生活道路ま...
生活動作(トイレ・入浴など)

災害時、高齢者や障害者は本当に避難できるのか――300mに15分かかった福祉事業所の避難から考える

「津波警報が発表されました。直ちに避難してください」災害が起きれば、テレビやスマートフォンから避難を呼びかける情報が流れます。しかし、その言葉を聞くたびに私は思います。すべての人が、本当に「直ちに避難」できるのでしょうか。ベッドから一人で起...
介護と住まい

認知症になった人と、その後に残る家――「自宅で暮らす」の先にある住環境問題

「できるだけ長く、住み慣れた自宅で暮らしたい」高齢者の住まいを考えるとき、よく聞く言葉です。長年暮らしてきた家には、思い出があります。使い慣れた台所があり、いつものトイレがあり、毎日眺めてきた景色があります。施設へ移るより、自宅で暮らしたい...
リフォーム・改修

なぜ高齢者は「自宅」で転倒するのか

――病院ではなく家だから起きる事故の正体「転倒予防」と聞くと、多くの人は筋力低下やバランス能力の低下を思い浮かべます。もちろん、それらは重要な要因です。しかし、作業療法士として数多くの住宅を訪問してきた経験から言えば、高齢者が転倒する本当の...