― 動きよりも「支え」が問題になる
住宅の中で、階段は大きな段差のある場所です。
転倒事故が起こりやすい場所としても知られています。
しかし階段の危険は、単に段差があることだけではありません。
身体の動きと支えの関係によって危険が生まれることがあります。
特に膝の状態によっては、階段の動きが大きな負担になることがあります。
階段は上りより下りが難しい
一般的に、階段は上りより下りの方が難しい動きになります。
身体は下の段へ向かって動きますが、
そのとき身体の重心は前に落ちていきます。
しかし転倒しないためには、
身体を支える脚が必要になります。
つまり階段を降りるときは、
身体は前へ動く
重心は後ろに残す
という少し不自然なバランスの動きになります。
このとき重要になるのが、
上の段に残る脚の支えです。
支持する脚が安定しているか
歩行や移動では、
動いている脚よりも
身体を支える脚(支持脚)
の安定が重要になります。
階段でも同じで、
次の段に脚を出すことよりも
身体を支えている脚の安定
が大切になります。
膝に不安がある場合、
この支持が不安定になることがあります。
上りでは脚を引き上げる動きが必要になる
階段の上りでは、
脚を持ち上げる動きが必要になります。
このとき大きく関わるのが
股関節の動きです。
脚の引き上げが十分でないと、
つま先が段差に当たる
段鼻に引っかかる
といったことが起こります。
階段は住宅の中でも動きが複雑な場所
住宅の中の移動は、
基本的には平面の動きです。
しかし階段では
身体を支える
脚を持ち上げる
重心を調整する
といった複数の要素が同時に必要になります。
そのため身体の状態によっては、
階段は住宅の中でも難しい場所になることがあります。
まとめ
階段の危険は、
段差の高さだけで決まるものではありません。
降りるときには
身体の動き
重心の位置
支持脚の安定
といった要素が関係します。
また上りでは
脚を引き上げる動きが必要になります。
階段は住宅の中でも、
身体の動きが大きく関わる場所の一つでもあります。

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