ドアや蛇口に現れる手の力
手の力が弱くなると、日常の動作の中で少しずつ困る場面が出てきます。
重い物を持つことだけが問題になるわけではありません。
むしろ
少しつかんで回す
といった動作の方が難しく感じることがあります。
家の中では、こうした手の動きが意外と多く使われています。
家の中には「握る動作」が多い
普段あまり意識しませんが、家の中では手を使って物を握る動作が頻繁に行われています。
例えば
- ドアノブを回す
- 蛇口をひねる
- 引き出しを引く
- ペットボトルを開ける
こうした動作はどれも
手で物をつかみ、力を加える
動きです。
握力が弱くなると、このような動作が少しずつ難しくなることがあります。
握るだけでなく「回す動作」が難しくなる
物を持つ動作は、腕や肩の力でも補うことができます。
しかし
回す
ひねる
といった動作では
指と手の力
が重要になります。
例えばドアノブは、つかんだ状態で回す必要があります。
このとき手の力が弱いと、
うまく力を伝えることができません。
そのため
「ドアノブが回しづらい」
「フタが開けにくい」
といった形で生活の中に現れてきます。
生活動作に必要な握力
日常生活で必要な握力は
約16.1kgf
程度と言われています。
これは特別に強い力ではありませんが、
日常の動作を行うための一つの目安になります。
例えば
- ドアを開ける
- 蛇口を回す
- 容器のフタを開ける
こうした動作には、ある程度の握る力が必要になります。
握力は健康状態とも関係する
握力は単に手の力というだけではなく、
身体の状態を反映する指標としても知られています。
研究では
握力が強い人ほど寿命が長い
という相関があることも報告されています。
逆に言えば、握力が落ちてくるということは
身体の機能が少しずつ変化してきている
サインとして現れることもあります。
手すりや設備にも工夫がある
住宅設備でも、握りやすさを考えた工夫がされています。
例えば手すりでは
波型のグリップ
のような形状があります。
このような形は
指が引っかかりやすい
握りやすい
という特徴があります。
同じ手すりでも
形
太さ
素材
によって使いやすさは変わります。
太さによって握りやすさは変わる
握りやすさは
手の大きさ
手の形
によって変わります。
そのため
細すぎるグリップ
太すぎるグリップ
では力を入れにくくなることがあります。
手すりや道具のグリップは、
握りやすい太さにすることで動作が安定することがあります。
まとめ
握力が弱くなると、家の中の動作に少しずつ影響が出てきます。
特に
- ドアノブ
- 蛇口
- フタを開ける動作
といった
握る・回す動き
の中で感じやすくなります。
握力は日常生活に必要な身体機能の一つであり、
住宅設備の形状や使いやすさとも関係しています。
家の中の動作を見ていくと、
手の力が生活にどれだけ関わっているかが見えてきます。
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