― 作業する場所だからこそ身体に影響する
住宅の設備の中でも、
キッチンは長い時間使う場所の一つです。
料理
洗い物
物の運搬
など、立ったまま作業することが多くあります。
しかし実際の生活では、
キッチンの高さが身体に合っていないことも少なくありません。
毎日使う場所だからこそ、
少しの違いが負担になることがあります。
キッチンの高さは「平均」で作られている
キッチンの高さは、
一般的に
身長 ÷ 2 + 5cm
が目安とされています。
例えば身長160cmの人の場合、
キッチンの高さはおよそ 85cmになります。
しかしこの高さは
あくまで平均的な目安です。
同じ家庭でも
身長
腕の長さ
作業姿勢
は人によって違います。
そのため、一人に合う高さでも
家族全員に合うとは限りません。
家族の状況は変わる
住宅を考えるとき、
キッチンは主に使う人に合わせて考えられることが多くあります。
しかし生活は変化します。
例えば
妻が体調を崩す
夫が料理を担当する
といった状況も起こります。
その場合、
最初に想定していた高さが
使いにくくなることもあります。
立つこと自体が負担になることもある
身体の状態によっては、
長時間立って作業すること自体が負担になることもあります。
椅子を使って作業することも考えられますが、
その場合には
椅子の高さ
キッチンの高さ
との関係が問題になります。
既製品の設備では、
この高さの調整が難しいこともあります。
キッチンは「運ぶ作業」が多い
キッチンでは
食材
食器
鍋
などを運ぶ動作が多くあります。
鍋などは
両手がふさがることもあります。
重さがあるものも少なくありません。
物を持つと身体のバランスが変わる
例えば股関節の手術を受けた人の場合、
見た目には足の問題に見えることがあります。
しかし実際には
移動は 全身のバランスで行われています。
物を持つと
重心が変わる
身体のバランスが変わる
ため、
歩きにくくなることがあります。
そのため
物を持って移動すること自体が
転倒のリスクにつながることもあります。
動線が長いと負担が増える
キッチンと食卓の距離が長い場合、
物を持って何度も往復することになります。
元気なときには問題なくても、
身体の状態によっては
この往復が大きな負担になることもあります。
キッチンの使いやすさは
高さだけでなく
動線との関係でも変わります。
まとめ
キッチンの高さは
身長を基準に作られることが多くあります。
しかし実際の生活では
家族の身長差
身体の状態
作業動作
運搬
などによって、
使いやすさが変わります。
キッチンは
立つ・持つ・運ぶという動作が重なる場所です。
そのため設備だけでなく、
生活の動きとの関係を考えることが大切になります。

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