ソファが生活を難しくすることがある

― 座り心地の良さと立ち上がりは別の話

ソファの高さや柔らかさによって立ち上がりが難しくなることがあります。

座り心地が良い家具が、
生活動作を難しくすることもあります。


ソファの座面は意外と低い

ソファの座面の高さは、
一般的に 40cm前後と言われています。

しかし実際には、
クッションの沈み込みがあるため、
座るとさらに低くなります。

その結果、膝の角度は鋭角になり、
立ち上がるときには


股関節

に大きな負担がかかることがあります。


柔らかいソファは身体が沈む

ソファは柔らかいほど
座り心地が良いと感じることがあります。

しかし柔らかすぎる場合、
身体が沈み込みます。

身体が沈むと

重心が後ろに下がる
身体を前に起こしにくくなる

といったことが起こります。

その結果、
立ち上がる動作が難しくなることがあります。


ローテーブルは立ち上がりの支えになりにくい

リビングでは、
ソファと一緒にローテーブルが置かれることがあります。

しかしローテーブルは低いため、
立ち上がりのときに支えとして使うには高さが足りません。

そのため、
手をついて立つことが難しいことがあります。


張りのないソファは動きにくい

ソファのクッションに張りがない場合、
身体を前に移動させることが難しくなります。

座面が柔らかすぎると、
**いざり動作(前方への移動)**が出にくくなります。

そのため、
立ち上がる前の姿勢を作ることが難しくなることがあります。


背もたれが深いと身体を使わなくなる

ソファは背もたれが倒れていることで、
楽な姿勢を作ることができます。

座っているときは楽ですが、
この姿勢では

体幹の筋力

をあまり使いません。

運動量が少なくなりがちな高齢者では、
このような姿勢が続くことで
筋力低下を助長することもあります。


家具も生活環境の一部

住宅を考えるとき、
間取りや設備に注目されることが多くあります。

しかし実際の生活では、
家具も動作に影響します。

ソファの高さや硬さによって
立ち上がりやすさは大きく変わります。

家具も生活環境の一部として
考えることが大切になります。


まとめ

ソファはくつろぐための家具ですが、

座面の高さ
クッションの沈み込み
背もたれの角度

などによって、
立ち上がりやすさや姿勢に影響することがあります。

住まいの使いやすさを考えるときには、
間取りや設備だけでなく
家具の形状や高さにも目を向けることが大切になります。


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