― 住宅文化と生活の変化
住宅では、来客のための部屋を作ることがあります。
和室
客間
仏間
など、家の中でも比較的きちんとした部屋として作られることが多い場所です。
しかし実際の生活では、
こうした部屋が本来の用途では使われなくなることも少なくありません。
住宅文化として残っている空間が、
現在の生活と合わなくなっていることがあります。
客間は「使う場面」が少なくなっている
客間は本来、
来客を迎えるための部屋です。
しかし現在の生活では、
親戚の宿泊
大人数の集まり
といった機会は以前より少なくなっています。
そのため客間は
普段は使わない部屋
になりやすい場所でもあります。
使われない部屋は物置になりやすい
普段使わない部屋は、
生活の中で次第に物が置かれる場所になります。
季節用品
思い出の品
処分に迷う物
などが集まり、
やがて収納の延長のような空間になることがあります。
こうして客間は
物置のように使われる部屋になっていくことがあります。
介護が始まると客間の使い方が変わる
もう一つよくあるのが、
介護が始まったときです。
住宅では
1階 リビング
2階 寝室
という間取りが多くあります。
しかし身体の状態によって
2階での生活が難しくなると、
寝室を1階に移す必要が出てきます。
そのときに使われるのが
客間として作られた和室です。
和室に電動ベッドが置かれる
実際には、
電動ベッド
介護用品
生活用品
などが置かれ、
客間は寝室として使われるようになります。
しかしこの使い方は、
もともとの用途として想定されていないことが多いため
家具配置
生活動線
視線
などが整理されないまま
生活空間に組み込まれることがあります。
その結果、
居間から見える場所に
生活用品や介護用品が並ぶ
といった状況になることもあります。
住宅の用途は変わっていく
住宅は建てたときの用途のまま
使われ続けるとは限りません。
生活の変化によって
部屋の役割
家具の配置
生活動線
は変わっていきます。
客間として作られた部屋が、
生活の変化によって
寝室や収納として使われることもあります。
まとめ
客間や和室は、
住宅文化として作られてきた空間です。
しかし生活の変化によって
使う機会が少なくなる
物置になる
寝室として使われる
など、本来とは違う用途で使われることもあります。
住宅の空間は、
文化としての役割だけでなく
実際の生活との関係で変化していくものでもあります。

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