玄関の段差は何cmまで安全なのか

― 上がり框と生活の現実

住宅の中でも段差が大きい場所の一つが、
玄関の 上がり框(あがりかまち) です。

玄関では外の地面から室内へ上がるため、
どうしても段差が生まれます。

一般的には

15〜25cm程度

が目安とされることが多く、
多くの住宅がこの範囲に収まっています。

しかし実際の生活では、
この段差が大きな負担になることがあります。


玄関は動作が集中する場所

玄関では、

靴を履く
靴を脱ぐ
立ち上がる
体の向きを変える

といった複数の動作が行われます。

単純に段差を上がるだけではなく、
体の向きを変えながら
バランスを取りながら動く必要があります。

そのため段差が大きいと、
身体への負担が増えることがあります。


足台を置く方法もあるが注意が必要

玄関の段差を小さくする方法として、
足台(踏み台) を置くことがあります。

段差を二段に分けることで、
上がりやすくなる場合があります。

しかし玄関は
もともとスペースが限られています。

そこに足台を設置すると

動くスペースが狭くなる
体の向きを変えにくい

といった問題が生まれることがあります。

結果として
動作が制限され、逆に危険になることもあります。


玄関は荷物が集まりやすい場所でもある

玄関の使いやすさを考えるとき、
もう一つ見落とされやすいのが
玄関に置かれる物の多さです。

実際の家庭では、



買い物袋
宅配の荷物

などが集まりやすく、
玄関は物であふれがちな場所です。

そのため本来であれば
上がり框の近くに手すりを設置したくても、

壁のスペースがない
動線の邪魔になる

といった理由で
設置が難しいこともあります。


靴の着脱には椅子が役立つこともある

玄関では段差の上り下りだけでなく、
靴の着脱も大きな動作になります。

そのため玄関に椅子を置き、
座って靴を履くことで
動作が安定する場合があります。

実際に、椅子を使うことで
転倒のリスクが下がることもあります。


しかし玄関には椅子を置くスペースがないことも多い

ただ実際の住宅では、
玄関に椅子を置くスペースが
確保されていないことも少なくありません。

玄関は

靴箱
荷物
通路

などでスペースが限られていることが多く、

椅子を置きたいが置けない

という状況になることもあります。


玄関の段差は高さだけでは決まらない

玄関の段差は

高さ
スペース
手すり
動線

といった条件が重なります。

段差が低くても
動作スペースが狭ければ動きにくくなります。

逆に段差が少し高くても
十分なスペースがあれば
安全に動けることもあります。


玄関は生活の入り口

玄関は家と外をつなぐ場所です。

外出
来客
荷物の出し入れ

生活の動きが集まります。

そのため玄関の段差は
単なる高さの問題ではなく、

生活の動きの中でどう使われるか

を考えることが大切になります。


まとめ

玄関の上がり框は
一般的に 15〜25cm程度 が目安とされています。

しかし実際の生活では

靴の着脱
荷物
スペース
手すりの位置

といった条件によって
使いやすさは大きく変わります。

玄関の段差は高さだけで判断するのではなく、
生活の動きの中で考えることが大切になります。


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