階段は住宅の中でも危険な場所

― 上りよりも下りで事故が起きやすい理由

住宅の中で事故が起きやすい場所として、
よく挙げられるのが階段です。

実際に階段では、

転倒
転落
つまずき

といった事故が起こることがあります。

玄関や浴室と並んで、
住宅の中でも特に注意が必要な場所と言えます。


上りよりも下りの方が危険になることが多い

階段では、
上りと下りで体の使い方が大きく違います。

上るときは
体を持ち上げる力が必要になります。

そのため多少つまずいても、
体を前に出すことで
バランスを取りやすいことがあります。

一方で下りでは、
体を前に倒しながら
重心を下げていく動きになります。

このときバランスを崩すと、
そのまま転落につながる可能性があります。

そのため階段では
上りよりも下りの方が危険になることがあります。


手すりが途切れる階段も多い

階段では手すりが重要ですが、
住宅によっては
手すりが途中で途切れている階段もあります。

例えば

階段の途中に窓がある
壁の形が変わる
スペースの問題

などで、
連続した手すりが設置できないことがあります。

しかし実際の動作では、
手すりが途中でなくなると
体を支える場所がなくなります。

特に高齢者や麻痺のある方にとっては、
大きな不安につながることがあります。


段鼻の形も転倒に影響する

階段では
**段鼻(だんばな)**と呼ばれる部分があります。

これは踏み面の先端部分で、
足をかける場所です。

段鼻に適度な引っかかりがあると、
足が滑りにくくなります。

しかし段鼻が滑りやすかったり、
形が分かりにくいと
つまずきの原因になることがあります。

特に高齢になると、

足の上がりが小さくなる
視力が低下する

といった変化があるため、
段鼻の形や見え方も重要になります。


蹴込板のない階段にも注意が必要

最近の住宅では、
デザイン性を重視した
蹴込板のない階段も見られます。

蹴込板とは
段と段の間の縦の板のことです。

これがない階段は
開放感があり見た目も軽くなります。

しかし隙間があることで、

足が引っかかる
感覚がつかみにくい

といったことが起こる場合もあります。

デザインとしては魅力的ですが、
生活の安全という視点では
注意が必要になることもあります。


階段は小さな条件が積み重なる場所

階段では、

段差
手すり
踏み面
段鼻
照明

など、
多くの条件が重なっています。

そのため、
一つ一つの要素が小さくても
組み合わさることで
事故につながることがあります。

階段は住宅の中でも
最も注意が必要な場所の一つと言えます。


まとめ

住宅の階段では、

上りよりも下りの方が危険になりやすい
手すりが途中で途切れることがある
段鼻の形が転倒に影響する
蹴込板のない階段には注意が必要

といった点があります。

階段は毎日使う場所だからこそ、
安全性を意識して見ることが大切になります。

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